占い師としての対応

占い師という仕事をしていると、実に様々な人と出会います。ありがたいことに私は女性のお客様だけでなく男性のお客様にもそこそこご利用いただいています。そこで実感するのが男女の考え方の差です。その考え方の差に惹かれあうこともありますが、考え方が違うが故にすれ違ってしまったり、感情の相克を引き起こす場合があります。鑑定で恋愛や相手との関係に関する相談を受けたとき、大体がこの男女の考え方の差が原因となっていることが多いように感じます。とくに女性から多く受ける「彼に話をしてもなかなかわかってもらえない!」という相談はまさに男女の考え方の違いが引き起こす悩みの一つです。
男性は基本的に「解決型」という話に対して解決法や結論を求める会話を望みます。それに対して女性は「共感型」という話に対して結論などはひとまず置いておいて、自分の気持ちに共感してもらうことを望む人が多いです。例えで言えば、「携帯が壊れて画面が点かない」という話題に対して、「どんなふうに壊れたの?充電しても点かなそうなら修理に持っていけば?」という話をするのが「解決型」、「連絡が取れなくなるのも大変だけど、あのゲームもできなくなって辛いね」という話をするのが「共感型」です。
占い師に求められる大半は「共感型」の思考ではないかと思います。とくに対面鑑定では話を聞いてお客様に共感することで安心してもらい、状況を良くしていくことができる占い師が求められているように感じます。反対にメール占いではその一通に回答を込めなければいけないので、問題を解決するために簡潔に結果を述べられる「解決型」の占い師が多いように思います。電話占いはそのどちらもいるのではないでしょうか。
「彼に話をしてもなかなかわかってもらえない!」という相談の根本は「彼には話に対する共感を求めているのに解決策ばかり話してくる」というもので、これを男性視点で考えると「彼女の話に対して解決策を提示しているのに理解してもらえない」ということからすれ違っているというものが多いです。つまりお互いきちんと会話をしているけど、お互いに望んでいる姿勢が異なるから不満を感じてしまうということなのです。そしてそこから「相手が自分を理解してくれない」という悩みに発展してしまうのです。
もちろん占いでは話に共感しながらその事実をお伝えしています。しかしそれで納得していただけないことがあるのも事実です。それは単に私の力不足のいたるところでもあるのですが、相談者様自身がもっと別の要因で彼の共感を欲している可能性もあります。そういう場合は占いのみ利用していただくのではなく、カウンセリングやヒーリングの方面でもアプローチをかけていきます。共感を得たいと感じている要因からヒーリングしていくことで必要以上に彼に共感を求める気持ちが抑えられることもありますからね。
占い師とはなにも悩みを聞いて占って結果を伝えるだけが仕事ではありません。話をしっかりと聞き、お客様ごとに適切な対応をし、お客様が納得する結果が得られるように、様々な方面からアプローチすることも時には重要だと思います。